質素な社会V2−5 質素な社会と仕事中毒

ponponさんから「質素な社会」は、「仕事中毒(ワーカホリック)タイプの人達にとっては辛い時代になりそうですね。逆に、趣味・道楽タイプの人達にとっては楽しい時代になりそうです。」というコメントをいただいたのだ。

・ ところで、「質素な社会」は、経済が縮小し、雇用不安が高まり、生活レベルが低下した社会だから、趣味・道楽タイプの人達でも、適当な仕事が無かったりすると楽しく生きられないかもしれないのだ。
・ 逆に、仕事中毒タイプの人達の中でも、「自分と仕事を一体化させ、ただシンプルに仕事を楽しんでいる、その行動自体に価値を見出している状態」(茂木健一郎)の人達は幸福なのではないだろか。
・ 「人間は労役し、そして悲しみ、学び、忘れねばならない」というウィリアム・ブレイク(William Blake)の詩の一説は、仕事が嫌いでも仕方なく仕事をし続けなければならない趣味・道楽タイプの人達や仕事中毒だけど仕事がうまくいかなくて苦しんでいる人たちの心を慰めるのに役立つと思うのだ。
ponponさんのコメントのおかげで、「質素な社会」における幸福の追求=人生を楽しく生きる方法を誰のために語るのかが、はっきりしたのだ。