質素な社会V2−6 自分に対する罪(A SIN AGAINST YOURSELF)

茂木健一郎先生の「欲望する脳」によると、
「現代人は、誰でも多かれ少なかれ、一人で複数の文脈を引き受けて生きる「多重文脈者」である。」そうな。
・ 現代人は、好きなことを色々やっているけど、同時に嫌いなこともやらなくてはならない。
・ そうすると、どうしてもあれこれ悩みが出てくる。
・ あれこれ悩んでいるうちに、自分が何のために「多重文脈」を引き受けて生きているのか忘れてしまう。
カミュの小説「ペスト」に「彼らが不幸なのは、自分で心の手綱を緩めないからですよ」(宮崎嶺雄訳 新潮文庫p.233)という言葉がある。
・ 自分を傷つけるものは、自分自身なのだ。
・ そうでなくても限界のある自分。その自分を責めて、傷つけていたら、限られた能力も発揮できなくなるし、その結果、人生を楽しむこともできなくなる。
・ 自分を責めることは、自分に対する罪なのだ。
・ そこで、こんな「つぶやき」を送ります。

 自分を責めちゃいけないよ
そうでなくても小さい自分
責めてばかりじゃ粉になる