質素な社会V3−7 楽しみが自分を創る(YOUR PLEASURE DEVELOP YOURSELF)

・さて、ここで再び、茂木健一郎先生の言葉に戻るのだ。
・「自分と仕事を一体化させ、ただシンプルに仕事を楽しんでいる、その行動自体に価値を   見出している状態」=「自分と対象の距離をゼロにして没入する」これを「フロー状態」と呼ぶ。
・脳はこのフロー状態をとても好むそうな。
出典:茂木健一郎「脳を活かす勉強法」
・ 茂木先生の言葉の「仕事」を「人生」に置き換えるとこうなる。
・ 「自分と人生を一体化させ、ただシンプルに人生を楽しんでいる、その行動自体に価値を見出している状態」を「フロー状態」と呼ぶ。脳はこのフロー状態をとても好む。
・これに、第3回(幸福への近道)と第5回(自分に対する罪)で語ったことを合わせると、
「本当に自分が好きなこと、あるいは自分の人生にとって大事なことを、小さな自分を自分で傷つけることなく、楽しみながやり続けること」で脳の好むフロー状態を生み出すことができることになる。
・ そこで、田口ランディさんの「ひかりのあめふるしま屋久島」で拾った横尾忠則さんの言葉を紹介しよう。
・ 「自分らしくあれ」「どんどん自分をつきつめて自分になって、そしてそれを表現していくと、その表現は神の言葉になる」(p.195)
・ 人として生まれてきただけでも大変な幸運なのに、自分の好きなことを続けていくと、神の世界に近づくことができるなら、こんな楽しい生き方はないのだっペン。