防災の会V4−6 放射性ストロンチウム(Sr:strontium)

ストロンチウムについてまとめてみました。
原発事故では放射線ストロンチウムが放出される。
・放射性ストロンチウムはカルシウムと同じ挙動をするので体内に入ると骨に集まる。
 ・骨に集まった放射線セシウムは長時間とどまるため、放射線セシウムよりも人体への影響が大きい。(子供は大人より影響を受ける)
ストロンチウムは水に溶けやすく、地下の深い場所まで到達し、植物に吸収されやすい。
・海では魚の骨などに蓄積する可能性がある。

放射線ストロンチウムベータ線を放出するが、放射線セシウムのようにガンマ線は放出しないので測定には前処理と特別な測定器が必要(1,000万円程度)で、分析に1カ月近くかかる。
放射線ストロンチウムの国内の基準はないが、放射線セシウムの基準は放射線ストロンチウムが10%含まれる前提で算定されている。
・米国の食品基準はストロンチウム90で160ベクレル/kg、欧州連合(EU)は750ベクレル/kg。