質素な社会V5−13 奇跡の子 A Miraculous Child
奇跡の子 A Miraculous Child
・宇宙の中で1人の人間が存在する確率は、1兆の5乗分の1より低い。
・ 年末ジャンボの場合、1ユニットで1000万枚発売され、1等は1ユニットあたり1本だから、10枚買うと100万分の1の確率で1等が当たる。
・ 1兆の5乗分の1の確率は、年末ジャンボの1等を連続して11回当てるのと同じ程度の確率となる。
<計算1:宇宙における50kgの物の存在確率>
・宇宙の質量:約6×10の53乗kg・・・(1)
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』観測可能な宇宙
・人間の平均体重:約50kg・・・・(2)
・宇宙の中で1人の人間が存在する確立=(2)÷(1)≒10のマイナス52乗
<計算2:地球型惑星における知的生命の存在確率>
・地球の質量 :約6×10の24乗kg・・・(3)
・地球人口 :68億人 (2009年 アメリカ国勢調査局より)
・全人口の重量:約4×10の11乗kg・・・(4)
・地球型惑星における知的生命の存在確率=(4)÷(3)≒10のマイナス13乗
<計算3:宇宙の中で1人の人間が存在する確率>
・計算1の確率×計算2の確率=10のマイナス65乗
・1兆=10のマイナス12乗
・百万=10のマイナス6乗
・ 人がこの世に存在することは、気の遠くなるほどの幸運の結果なのだ。
・「人はみんな奇跡の子」なのだ。
・ ところで、最も幸運な人の存在確率は、1兆分の1程度だ。
<計算4:宝くじの1等が連続して2回当たる確率>
・10のマイナス6乗×10のマイナス6乗=10のマイナス12乗=1兆
<計算5:2009年の世界で1番幸運な人の存在確率>
・68億分の1≒10のマイナス10乗
・ 人は皆、お金や名誉や地位を求める。
・ それは生存本能であり、社会生活を通じて脳の神経回路に記憶されたもので、仕方のないことだと思う。
・ただ、最も幸運な人とそうでない人の差は、年末ジャンボの1等を連続して11回当てるのと13回当てる程度の違いだということなのだ。
・ すでに年末ジャンボの1等を11回も連続して当てた人が、他人よりも年末ジャンボの1等を2回多く連続して当てるために、競争に明け暮れ、人生の楽しみを見失い。あげくの果てに気持ちが萎縮して、電車に飛び込んだとしたら、誰が同情するでしょう。
・ 昔からある「感謝の心を持って生きる」とか「足るを知る」とかいう人生訓は当然のことなのだ。
・ もう一度つぶやこう。「人はみんな奇跡の子」。
The probability that one person in the universe is less than one slash trillion to the fifth power.