206 定期検診(その2)【楽ガンぶろぐ】

・術後6か月の定期検診。
・ 先日、中村勘三郎さんが亡くなられたばかりなので最悪の場合を想定し、気持ちを引き締めて検診に臨んだ。
・ まずはX線CT撮影。
・ 順番待ちで長椅子に座って窓口のモニターを除くと、「造影CT」の欄にあたしの番号が並んでいる。
・ 造影CT!
・ 造影CT検査は、X線吸収率の高いヨード造影剤を血管内に注射してX線撮影を行うもので、1回の検査で数10〜100mSvを超えるX線被曝を受けることもあるしろものだ!
・ 再発予防が課題のあたしが、なんで造影CTなんか受けなくちゃいけないんだ!?
・ 頭の中がグルグル回り出した。
・ そこに受付嬢がやって来て、「最後の食事は何時頃でした」と聞く。
・ 「1時間前」と答えると、受付嬢は、「この検査は食後4時間の時間を開ける必要があります。あと3時間お待ちいただきます」と言うではないか!
・ こんなガン患者だらけの狭っ苦しい場所で3時間!
・ 無理―!
・ あたしゃ、検査をキャンセルし、診察もキャンセルするために走り出した。