207 定期健診(その3)【楽ガンぶろぐ】

・ ガンとの付き合いで一番怖いのは、気持ちを緩めた時に、悪いニュースを聞かされることだ。
・ 一度、気持ちを緩めてしまうと、再び平常心を構築するのに大変なエネルギーが必要になる。
・ 気を引き締めて臨んだはずの定期検診で、造影CTと3時間待ちの不意打ちを食らったあたしゃ、パニックになって検査をキャンセルし、診察もキャンセルしようと腫瘍血液内科の窓口に駆け込んだ。
・ そこで次回の診察日を確認すると、先生は検査が終わるまで待ってくれるとのこと。
・ 先生が待ってくれるのなら、あたしも待たなくちゃ・・・。
・ トイレの中で汗まみれの肌着を着替えた後、フラフラと通路脇のベンチに腰掛けたあたしは、そのまま気絶していた。